米国特許訴訟の流れ
米国特許訴訟にはいくつかのフェーズがあります。訴状提起から裁判が終わり判決が出るまでの期間は、特許の有効期限や裁判所の状況などに左右され一概には言えません。
まず全体の流れをざっとご説明いたします。
- 訴状提起
- 訴状(Complaint)を原告が提出し、裁判が特定の裁判所に係属します。
- 特許法は連邦法であるので、訴状は連邦地方裁判所に出されます。
- 請求や主張の交換
- ここではContentionsと呼ばれる自身の主張をまとめた文書を原告と被告とで交換します。
- 訴状提起からディスカバリーに入るまでの間に、訴訟のスケジュールを決める会議や、秘密文書へのお互いのアクセス、ディスカバリーに関する取り決めなどをします。
- ディスカバリー(証拠開示手続き)
- 事実ディスカバリー
- 関連する文書をお互いに検索し、提出します。
- 事実証人や会社証人のデポジションが行われます。
- 専門家ディスカバリー
- 争点に関して専門家がレポートを交換したり、デポジションを受けたりします。
- 事実ディスカバリー
- クレーム解釈(Markman Hearing)
- 特許のクレームを解釈するための審理で、それに先立ちどのクレームのどの単語(またはフレーズ)を解釈するのか、原告と被告が意見を交換し、それぞれの解釈について趣意書(Brief)を交換します。
- Markman Hearingの時期については、裁判所が決定することができ、ディスカバリーの中で行われることもありますが、そのあとになることもあります。
- 裁判前期間(Pretrial Period)
- 裁判前の時期で、略式判決(Summary Judgment)を求める動議(Motion)など、様々な動議がされることがあります。
- Pretrial Conferenceと呼ばれる、裁判の進行などを決める会議が開かれます。
- 裁判